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発行日 2012年9月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎
【編集長から】
通巻第10号が出た。一応、対人援助学会のニュースレター拡大版の位置づけである。執筆者には学会員になってもらって書いていただいている。
しかし実態は、まったく勝手に編集をしている。ほとんど学会の関与はない。もっとも、編集長をしている私が、現在は理事長だから、全然関係がないわけではない。
書いて欲しい人に打診したり、執筆者からの提案を受けて、書いて貰ったりしてここまできた。
こんな形で刊行物が作れるのか?作っても良いのか!と感心というか、あきれている人もいるに違いない。
世の中のたくさんのねばならないを、けっして不要なことだとは思わない。勝手気ままが一番良いなどと、自己中で、特権的なことを主張したいわけではない。
世間のしがらみには、やるせないものや、どうしようもないものが、たくさん含まれている。それも込みで、維持形成されているものが沢山ある事を十分承知している。
綺麗さっぱり片付けることが、良きものを作る道筋だとも思わない。
だから静かに、積み重なってゆくものを、今後も続けたいと思う。いつまでというような時間の区切りはない。続けられる限り。
そして仮にその号が最終号になったとしても、その中断に悔いがないように、その時を力投しておきたいと思う。
やりたいこと、出来たらいいと思っていたことがドンドン実現している。これからも、自分に出来ることをやり続けていきたいと思う65歳の秋だ。
でもやっぱり大したもんだ。執筆者の皆さん、有り難うございます。
| 対人援助学マガジン 第10号 | |
|---|---|
| ■全ページ(180ページ) | |
| ■各ページ(執筆者) | |
| 表紙 | |
| 大会告知 | |
| 目次 | |
| ・執筆者@短信 | 執筆者全員 |
| ・知的障害者の労働現場 010 | 千葉 晃央 |
| ・社会臨床の視界(10) | 中村 正 |
| ・ケアマネの出会った家族たち(10) | 木村 晃子 |
| ・街場の就活論 vol.10 | 団 遊 |
| ・心理療法が始まるまで(10) | 藤 信子 |
| ・第10回誌上ひとりワークショップ その6 | 岡田 隆介 |
| ・映画の中の子どもたち 10 「オレンジと太陽」 | 川崎 二三彦 |
| ・子どもと家族と学校と (10) | 中島 弘美 |
| ・蟷螂の斧(とうろうのおの)-社会システム変化への介入 第10回 | 団 士郎 |
| ・学校臨床の新展開 (10) | 浦田 雅夫 |
| ・学びの森の住人たち(5) | 北村 真也 |
| ・幼稚園の現場から X –これは、いじめ?- | 鶴谷 主一 |
| ・福祉系対人援助職養成の現場から (10) | 西川 友理 |
| ・我流子育て支援論 (10) | 河岸 由里子 |
| ・不妊治療現場の過去・現在・未来 10 | 荒木 晃子 |
| ・対人援助学&心理学の縦横無尽 (7) | サトウタツヤ |
| ・ドラマセラピーの手法(1) | 尾上 明代 |
| ・家族造形法の深度 (10) | 早樫 一男 |
| ・旅は道連れ、世は情け (10) (女性LC 研究所20 年) | 村本 邦子 |
| ・きもちは言葉をさがしている 第9話 | 水野 スウ |
| ・やくしまに暮らして 第九章 | 大野 睦 |
| ・お寺の社会性(八)―生臭坊主のつぶやきー | 竹中 尚文 |
| ・これからの男性援助を考える 第八回 | 松本 健輔 |
| ・ノーサイド 第六回 禍害と被害を超えた論理の構築 | 中村 周平 |
| ・それでも「遍照金剛言う」ことにします(5) | 三野 宏治 |
| ・「ほほえみの地域づくり」の泣き笑い(5) | 山本 菜穂子 |
| ・男は痛い!第四回 「フライ・ダディ・フライ」 | 國友 万裕 |
| ・援助職のリカバリー(3) | 袴田 洋子 |
| ・周旋屋日記(3) | 乾明紀 |
| ・トランスジェンダーをいきる(2) | 牛若 孝治 |
| ・役場の対人援助論(2) | 岡崎 正明 |
| ・新連載 発達検査で分かること 新版K式発達検査をめぐって1 | 大谷 多加志 |
| ・編集後記 | 編集長&編集員 |